どんな会社?
双日系列の中堅製糖会社です。
さくらんぼ印とフジ印の砂糖製品が主力ですね。
砂糖製品のほか、イヌリン(食物繊維系の健康食品)やキープフラワー(切花活力剤)も手掛けています。
主要取引先は双日食料。
売上割合は製糖51%、イヌリン44%。なかなかイヌリンの占める割合が大きいですね。
財務
自己資本比率は75%。
業界平均は55.4%のため、業界内では高水準と言えます。
業績
売上
売上は、直近5期(2020年〜2024年)で右肩上がりです。直近3期連続増収となり、5年平均成長率は2.7%です。
EPS
EPSは直近5期(2020年〜2024年)で右肩上がりです。
配当
配当利回りは3.1%。
業界の平均は1.9%ですので、業界平均よりも高い位置付けです。
直近5期連続非減配であり、直近3期は連続増配となっています。
全期間の利回りは5.4%〜1.8%程度で推移しています。
決算状況
2024年3月期
第1四半期
\フジ日本精糖 2024.3.1Q決算/
⭕増収増益
・コスト増に販売価格が追いつく
・GWの土産菓子活況株主還元強化も積極的なのが心強いですね✨ pic.twitter.com/Pl9Ro5k9Ow
— カブカエル係長 (@kaeru_kabu) August 1, 2023
保有メモ
財務は、安定しています。高い自己資本比率を有し、営業キャッシュフローの5期推移は安定しており、現金等保有額の5期推移は右肩上がりです。
業績は、良好です。売上高は直近3期連続増収であり、5年平均成長率は2.7%です。EPSも5期連続右肩上がりであり、配当性向も25%前後で推移しています。
配当は5期連続非減配であり、3期連続増配となっています。
優待で砂糖製品がいただけるのも魅力的です。砂糖は消費期限がないため、実質無期限の優待がいただけることとなります。
景気に左右されにくいディフェンシブな食料品セクターという点も魅力的です。砂糖は旅行の土産菓子で大量に消費される傾向にあるため、景気と無関係というわけではありませんが…。
保有目的:配当(+優待)
売却検討タイミング:減配/優待廃止(配当増や自社株買いが同時にあった場合はこの限りではありません)
以上、「持株紹介:フジ日本製糖(2114)」でした!