2021年にメチャ売れしていた書籍、今更ながら読んでみました。
芸能人がFIREしたり投資に関する書籍を出版すると何かと話題になりやすいですね。
書いてあることに目新しいことはあまりありませんが、インデックス投資初心者本として読みやすかったように感じます。
印象に残ったポイントをベースにご紹介します。
生活防衛資金以外へ投資へ
生活防衛資金はいくら必要?
厚切りジェイソンさんもかなりの倹約家らしく、キャッシュは徹底的に使わない方針のよう。
生活防衛資金は3ヶ月分残し、それ以外のキャッシュは全て投資に回すことを推奨されています。
3ヶ月の根拠は特に示されていない(とりあえず職を失っても生きていけるだけのお金、という程度である)ので、生活防衛資金の額は個々の家族構成やライフスタイル、そして性格に基づいて設定すると良いでしょう。
私の生活防衛資金
私は地方住みの4人家族ですが、生活防衛資金は300万円(約1年分の生活費)に設定しています。
また、生活防衛資金は「基本的に取り崩さない最後の砦(聖域)」と考えているので、生活防衛資金とは別に短期資金を100万円程度(旅行や車の事故など、1年間で不意に必要となりそうな出費)を確保しています。
個人的には、投資に回す金額は、生活防衛資金+短期資金以外の出費としています。
S &P500からVTIへ
厚切りジェイソンさんはインデックス投資家ですが、投資先をS&P500からVTIに切り替えられたとのこと。
S &P500は、米国の主要銘柄500を時価総額で指数化したものです。S&P500への投資は、米国の優良企業トップ500(米国時価総額の約8割)への投資ということになります。
対して、VTIは米国上場4,000銘柄を対象とし、その中には中小企業も含まれています。組入が多いためリスク分散となり、また中小企業が多いため成長性が見込めます。
なお、S &P500を全て解約してVTIに切り替えたわけではなく、これまで積立したS &P500はそのままに、VTIへ新規積立を始めたとのこと。これは、手数料や税金を加味して利益計算した結果、判断されたようです。この辺りの判断は、個人投資家にも参考になりますね。
S&P500とVTI、どちらに投資する?
どちらも配当利回りや株価推移(パフォーマンス)には大きな差はありません。
このことから、信託報酬や実質コストが低廉なS&P500に投資しても良いのかもしれません。が、この辺りはかなり主義・信条によるかもしれませんね。オルカンとかもあるし。
そのうち自分の頭の整理も兼ねて、S&P500(VOO)とVTI、オルカンを比較した記事も書いてみようかな。
子どもへの金融教育
子どもへの金融教育の一環として、小学生の長女には1年のお小遣い合計額の10%をお年玉として渡しているのとのこと。
2022年4月から、高校の授業でも金融リテラシーについて学ぶこととなりますが、子どもへの金融教育も今後必要性が増していきそうです。
では、具体的にどのような方法が取れるのか?この辺りは、色々と調べてみたいと思います。
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