書評

書評|ユダヤ人大富豪の教え(2006年,本田 健,大和出版)

リベ大だったかな?どこぞでオススメ本として紹介されていたので読んでみました。

印象に残ったフレーズをベースにご紹介します。

報酬額=サービスの量と質

これはなんとなく頭ではわかっていたものの、実例を出されてよりしっくりきました。

例えば、飲食店の店長と、飲食店が10店入ったショッピングモールのオーナー。

どちらが社会全体に対して、より多くのサービスを提供しているでしょうか?

仮に飲食店の店長が1日あたり100人に対してサービスを提供しているとすると、飲食店のオーナーは間接的にですが1日あたり10,000人に対してサービスを提供していることになります。

これは高配当投資の投資先選定にも通じる考え方と感じました。

業界ナンバーワンもしくはオンリーワンな(できれば成熟した)企業に投資することで、その多額の報酬を得た企業から報酬の一部を配当金として得ることができます。

報酬額=サービスの量と質

この方程式は、個人が事業を起こす場合以外でも、留意しておくと色々良いような気がしました。

豊かさ意識について

ちょっとスピリチュアル寄りな考え方な気もしますが、

「自分が豊かであると感じているとお金は集まってくる」

というフレーズも印象的でした。

カエル
カエル
引き寄せの法則とか、よく聞くよね
疑問マン
疑問マン
でも、「豊かである」なんてどう考えればいいんだ?暗示か?

豊かさ意識を高めるコツは、お金がない頃から金持ちの気分で生活すること。

実際に、今の状態と10億円ある状態で、財布の中身はどれだけ変わるでしょうか?

カエル
カエル
う〜ん、案外そんなに変わらないかも…

そう、10億円あってもなくても財布の中身がそんなに変わらないのであれば、「10億円あるけど利率が良い積立に入れて取り崩せない前提」で暮らしてみると、暮らしの中で見えること・感じることがまた変わってくる気がします。

これはネット上で有名なメキシコ漁師の話と似ているようで、似て非なるものです。

メキシコ漁師は「自分が(お金がなくても)豊かである」ことを自覚して生活していますが、10億円ある前提に立つと「自分が(お金はないものの)あえて豊かである」ように振る舞って生活できます。

実際に、今後大金を手にした時も、変な浪費をせずに淡々と日常の延長を過ごすメンタルトレーニングにもなりそうです。

人生のレシピ

日常的に考えていることが、人生をつくる。人生の結果は、その人の本来の意図を表す

妻と喧嘩をした翌日によく響く言葉です。